2004年06月13日
生ハムとメロンと私
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などと考えながら、今日も日記を書いている。
妻が
「おいしいパルマ産の生ハムが手に入ったから、今日は生ハムメロンね。」
と。
『生ハムメロン』
僕、大好きです。
いよいよ、夕食の時間、
『生ハムメロン』
でてきました。
おいしい。おいしいよ、生ハムメロン。
僕は初めて生ハムメロンなるものを知ったとき、んなアホな、と思いました。
イタリア料理なんて知らなかったので、まず、生ハムを知らない。
ハムはスーパーに売ってるあの安いハムを想像します。
で、それとメロン。
「はぁ?」
であります。
メロンは僕のような庶民にはとても高級な果物。病気したときしか食べられない果物。
で、その高級果物とあの安っぽいハム。
「はぁ?」
ですよ、全く。
そして時は過ぎ、、、
イタメシなどと言うものを、無理してご馳走しなければならなくなったお年頃になり、
僕はようやく「生ハムメロン」を経験しました。
僕は思いました。
これは、「アンパン」以来の大発明だ。
と。
生ハムとメロンを一緒に食べよう、なんて誰が思いつくだろう、いや誰も思いつくはずはない。
最初に試したヤツは多分バカだ。
と。
この無謀なコンビネーションにして、そのおいしさに驚きました。
しかしながら、僕は今日、生ハムメロンを食べながら、ある事実に気が付いてしまいました。
メロンは、そのままの方がうまい。
メロンは、そのままの方がうまいんです。
「生ハムメロン」に絶大なる信頼を寄せていた僕は、この事実にかなりのショックを覚えました。
確かめるようにもう一度食べ比べる。
しかし何度食べても、
やっぱり、メロンは、そのままの方がうまい。
現実を受け入れられない僕は、色んな食べ比べを繰り返しするうちに、またある重要な事実に気が付きました。
生ハムは、メロンと一緒の方がうまい。
つまり、
生ハムメロンは、ハムだったのです。
もっとわかりやすく言えば、
『生ハムメロン』は実は、『メロン生ハム』なんです。
アンパンはパンであり、
味噌汁は汁であり、
ふりかけご飯はご飯であり、
いや、食べ物だけではない。
デジタルカメラはカメラであり、
プラズマテレビはテレビであり、
というわけで、生ハムメロンは『ハム』なんです。
だから、メロンを楽しむものではなく、ハムを楽しむものなんです。
その事実に気が付いた僕は、
誰だ、『生ハムメロン』なんてあんちょこな名前をつけたヤツは!と怒りがこみ上げてきました。
僕は、また、考えました。
イタリア語では絶対『メロン生ハム』のような生ハムメインの表現になってるはずだ。
イタリア語は、はじめに名詞、次に形容詞、つまり、赤ワインは、Vino Rosso だから、
生ハムメロンは、Prosciutto Melone か?
それを間違って直訳した日本人が「メロン生ハム」と訳さないといけないところを、
「生ハムメロン」なんてしてしまったんだ。
きっとそうだ!
で、、、妻に尋ねました。
僕:「生ハムメロンってイタリア語で何って言うんだっけ?」
妻:「Prosciutto e melone (訳:生ハム と メロン)」
僕:「・・・」
今日も我が家は平和です。