2004年06月10日

イタリア人の不倫

スポンサードリンク

このボタンを押すべきか、押さぬべきか。それが問題だ。
 
僕は今迷っている。
この日記でただウケを狙うために、この内容をあげてしまっていいのだろうか。
 
いや、これはウケ狙いではない。僕の周りで起きているただの出来事だ。
 
事実をありのままに、感じたままに書き記す。
 
色あせないうちに切り取る。
 
これが僕がこの日記をはじめた目的だったはずだ。
 
ならば、迷うことなく押せ、そのボタンを押すんだ。
 
(と少し大げさに表現してみる)
 
 
ポチっとな
 
 
 
 
「おーい、みんなー、マウリッツィオはシルビアは、
 
 アチチだー!
 
 不倫だー!」

 
 
ハァ~ハァ~ハァ~。言ってしまった。とうとう言ってしまった。
 
ついでに、
 
「王様の耳はロバの耳ー」
 
これは全く関係ない。僕は意図的にちゃかそうとしている。
なぜならテーマが重くなりそうで怖いのだ。
 
 
マウリッツィオ
   45歳 既婚 子供なし
 
シルビア
   39歳 既婚 12歳の子供が一人
   そして、マウリッツィオの隣のデスクの女
 
 
 
このシルビアという女、イタリア人的には「キレイ」らしい。
(僕の好みではない。)
ボインだし。お尻も十分なサイズ。
(でも、僕の好みではない。)
 
いや、こんなことはどうでもいい。
(僕の好みじゃないし)
 
僕は、彼女が嫌いなのだ。
典型的な嫌われるイタリア女の要素満載の女なのだ。
 
 
素直にYESと言わない女。
 
機嫌が悪いと、挨拶もしない女。
 
イタリア以外のものを全く認めようとしない女。
 
宇多田ヒカルのCDを聞かせると、
「とてもいいわ、ジェニファーロペスみたいで。」
と言った女。
 
コーヒーの飴をあげると、
「これはカッフェじゃないわ、カプチーノじゃない。
知ってるでしょ、イタリアでは午後、カプチーノは飲まないの。」
と言った女。(これは午後の出来事)
 
僕を目の前にして、「私、日本人が嫌いなの」と言った女。
(お前は日系企業で働いてんねんぞ!)
 
 
一方、マウリッツィオの妻。
 
年上、あねさん女房だ。
 
控えめで、優しく、良く気がつく。
 
これはマウリッツィオも認めている。
 
本当にイタリア人か?と思うほど良く出来た女性。
 
 
 
なぜだ。
 
なぜなんだマウリッツィオさんよ。
 
なぜあんたは、シルビアを選ぶ。
 
 
僕はシルビアの愚痴をたれるために書いてるのではない。
いや、正直に言うとそれも目的の一つだ。
 
 
とにかく、僕は悩んでいるのだ。
 
この事実、オフィスの連中は誰も知らない。
 
だが、僕は知っている。
 
なぜなら、僕はマウリッツィオから相談されているから。
 
いや、相談と言うほどのもではない。おそらく、誰かに話がしたいのだ。
 
10才以上も離れた異国の若造に、いったい何が出来るというのか。
それでもいいのだ。きっと誰かに話が聞いて欲しいのだ。
 
僕は何も出来ない。本当に何も出来ない。
 
ただ、話をも聞いてやるだけだ。
 
 
 
 
 
「不倫」
 
なんと、悲しい言葉だろう。
 
 
   【不倫】
    人倫にはずれること。人道にそむくこと。「―の愛」
    (広辞苑より)
 
 
人の道にそむいてまで、何を手に入れたいのだろう。
 
彼らの苦悩はすでに2年以上続いている。
 
 
 

≪前へ次へ≫カテゴリートップへHOMEへ